世界の旅行動向(2022年度:第3四半期レポート)

Q3_report_JP

FCMコンサルティングが、最新の四半期動向レポートをお届けします。

ほとんどの地域で航空会社の座席予約率が2019年の水準と比較すると90%以上を記録しました。ユナイテッド航空、アメリカン航空、香港のキャセイパシフィック航空などの大手航空会社は、2023年には新型コロナ感染症が流行する前の水準を超えると予測されています。アメリカ、香港、イギリス、フランス、オーストラリア、イスラエル、メキシコなどの主要市場では、ホテル料金が安定しつつあります。今こそ未来を見つめ、変化に注意を払いながら2023年に向けて行動を起こす絶好の機会でしょう。

航空会社の平均座席予約率が2019年の82%水準に

座席数は2019年の水準に比べて13%減に留まり、空席率が改善し安定的に上昇していることを示しています。一方で、2022年の間に9,460万席が欠航となった点も注目すべき点です。

北米が航空の回復を先導、2019年比で94%の座席数

北米では現在、コロナ前と比べて国内線が94%、国際線が69%の水準まで回復しています。僅差で2位が中東・アフリカで、国内線が85%、国際線が94%の水準となりました。

2023年の宿泊料金は平均7%($15)の上昇予想

ほとんどの旅行市場は急速に回復し、2019年の水準同等かそれを上回る回復を示しています。ホテルの稼働率が上昇したものの、それにあわせて料金も上昇しました。

需要回復に対するスタッフ不足、便数の減少

米国の航空会社は2022年5月以降、21,000便以上をキャンセルし、ルフトハンザ航空は2022年7月と8月に3,000便以上をキャンセルしています。予測外の事態に計画を立てましょう。

世界の最新旅行動向をご覧ください

2022年7月から9月までの期間における、FCMの予約から抽出したデータを用いて航空や宿泊、地上交通の各分野の主要トレンドについて、世界および地域別の見解を示しています。

右のフォームから資料をご覧ください。
利用の継続を以て、ウェブサイト利用条件と、プライバシー方針に従った個人情報の処理に同意します。