Flight Centre Travel Group - 2023年総会の報告
Flight Centre Travel Group(ASX:FLT)の年次株主総会が開催され、以下の最新情報がオーストラリア証券取引所に発表されました。
- 第1四半期(Q1)の総取引額(TTV)は60億ドルで過去2番目に好調な数字となりました。
- 第1四半期の総取引額は4年前に記録した約62億豪ドルをわずかに下回ったものの、前年同期比で約20%(9億豪ドル)増の60億豪ドルとなっています。
- 第1四半期の企業間取引額は31億豪ドルを上回り、過去最高を記録しています。広範囲分野における回復により、全体的にコロナ前の72%に達しています(2019年度第1四半期比での23年度第1四半期のMIDTデータに基づく)。
- これまでの急速な回復の原動力となった成長は続き、FCMは今年すでに5億6,500万豪ドル規模の新規契約先を確保しています。
Bertrand Saillet(FCMアジアManaging Director)のコメント
「アジアは24年度第1四半期も法人旅行で2ケタの回復率を示しました。東南アジアとインドが好調で、市場シェアと利益も引き続き増加しています。
中国と日本では苦戦を強いられましたが、北アジア圏は収支均衡を達成しています。
当社の顧客継続率は98%と引き続き高く、アジアの中小企業市場も引き続き高い回復力を示しており、これらが利益率の上昇に寄与しています。
新しいテクノロジーであるFCMプラットフォームの採用により、主要市場におけるセルフサービス機能が向上しました。戦略的な技術投資により、この地域で新規顧客を獲得することができています。」
Chris Galanty(Flight CentreグローバルCEO)のコメント
「Flight Centre Travel Group (ASX:FLT)の法人部門は、主力事業であるFCMとCorporate Travellerを含み、24年度第1四半期に記録的な総取引額(TTV)を達成しました。
FCMは特に、北米、英国、アジアで好調な案件を獲得することができ10月末著しくが好調だったことが理由のひとつです。法人旅行市場は全市場平均で約70%まで回復しています。
世界的に厳しいマクロ環境にもかかわらず、FCMとCorporate Travellerは新規顧客の獲得と市場シェアの拡大を続けており、同時に回復力のある顧客基盤を維持しています。特に、米国とカナダの中小企業市場は好調です。
米国と英国のMelonとFCM Platformの両デジタル・プラットフォームも順調に成長しており、両プラットフォームへの投資が実を結び始めています。
FCMの新規顧客はすべて新プラットフォームに順調に移行しており、既存顧客もすべて年度末までに移行する予定です。Corporate TravellerのMelonも好調で、米国の新規顧客の90%以上で統合されています。
当社の新しいデジタル・プラットフォームが、新規顧客の獲得において重要な差別化要因であり、今後もそうであることに疑いの余地はありません。当社の強力な人材第一主義のアプローチと、これまでの技術投資の成功が相まって、これが非常に当社を際立たせています。」