FCMミーティング＆イベントのグローバル・ゼネラル・マネージャーであるSimone Seilerは次のように述べています。

「この調査結果はFCMトラベルの子会社として、世界的な活動規模を活かしつつ一貫しながらも地域ごとにカスタマイズされたサービスを提供するため、全世界で再ポジショニングを行っている時期に出たものです。

FCMのM&E事業をグローバル化することで、4地域すべてにハブオフィスを持ち、グローバル性と一貫性を持ちながらも地域の特性を併せ持つことができ、また、お客さま個々のニーズを理解することができます。これにより、グローバルなミーティング＆イベントにおける協力企業をお探しのお客さまへと、一貫性と規模性を提供することができるのです。

私たちは現在、世界10数か国で事業を展開しており、将来の拡大計画も進行中です。現在、オーストラリア、インド、メキシコが好調です。また、北米、アジア、ヨーロッパは最も成長の機会がある主要な地域だと考えています。

FCM M&Eは飛躍的な成長を目指しており、すでにアラブ首長国連邦や南アフリカなどにも進出しています。

ミーティングと出張管理の未来に向けた当社のグローバル・ビジョンは、革新性、持続可能性、アクセシビリティ、そして新しいFCM会場検索プラットフォームのようなテクノロジーのシームレスな統合を軸に据えたもので、お客様の全体的な体験を向上させます。

イベント管理の専門知識と最先端テクノロジー、そして持続可能性へのコミットメントを融合させることで、私たちは将来性と影響、そして責任のあるミーティングやイベントの創造において業界をリードすることを目指しています。」

JingWen Wong(FCM Meetings & Events Leader for Southeast Asia)のコメント

MICEイベントの参加者は、受動的ではなく能動的なエンゲージメントの機会を求めるようになってきています。Q&Aセッション、ライブ投票、座談会など、参加者がイベント中により直接的に貢献できるような、インタラクティブな形式が求められているのです。

また、複数のイベントやミーティングを1つの包括的な集まりに統合する傾向も見られます。このアプローチは、時間と投資を最適化し、旅費を最小限に抑え、持続可能性に貢献します。例えば、リーダーシップ・ミーティングは、大規模なグループ・イベントの前に行われることが多く、活動を1回の効率的な出張に集約するのです。

さらに、夕食会やネットワーキングの夜には、ホテル以外の会場への関心が高まっています。この傾向は、ユニークで魅力的な場所を特定できるFCM Venue Finderのようなサービスの必要性を浮き彫りにしているのです。

このような新しいトレンドにもかかわらず、タイ、マレ ーシア、インドネシア、ベトナムといった人気の高い地域は、シンガポールの通貨高に後押しされ、引き続きMICEイ ベントを惹きつけています。

クライアントは、分断されがちなプログラムを統合した包括的なグローバル・プログラムを求めています。Joanneが私たちのチームに加わり、FCMミーティング＆イベントの真のグローバル化を目指す私たちの使命の一環として、私たちが提供するグローバル・ソリューションを実証してくれることを嬉しく思います。